南北戦争インディアンヘッド硬貨コレクション

インディアンヘッドペニーは1859年から1909年までその大多数がフィラデルフィア造幣局で発行されました。アメリカの先住民族であるインディアンはこのペニーのほかにも幾つかの硬貨に用いられていますが、このインディアンヘッド・ペニーはその中でも女神像のように端正な顔立ちで人気があります。 材質は南北戦争最中の1864年を境としてそれ以前は銅88%、ニッケル12%であるのに対し、以後は銅95%、スズ・亜鉛5%と同じデザインの硬貨でありながら材質がことなるという珍しい現象が起こっています。 これには南北戦争が終局に近づき戦時の銅の需要が減少したことや、工業化によってニッケルの需要が高まったとことなどが原因として考えられています。 今回のコレクションはその材質の変更がおこった1864年を含む南北戦争期（1861年～1865年）5年間のコインのセットです。 インディアンヘッド・ペニーは現在残っているものはほとんど1880年以降のものといわれ、特に南北戦争期における発行枚数は少なく、また戦争の混乱やその後の使用による磨耗などで現存するものはさらに少なく貴重なコレクションといえるでしょう。 併せてプロフィールのご確認をお願いいたします。